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ドローン全国でスマート農業実験スタート
2019/03/29
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農林水産省が、ドローンや無人トラクターを使った「スマート農業」の実証実験を全国の農地で始めることを発表しました。
農家の高齢化や人手不足といった深刻な、国内作物生産量の減少に歯止めをかけるのが狙いです。
実験に参加する農業経営者を全国から募り、252件の応募の中から69件を採用。分野は稲作や畑作、野菜栽培、畜産など幅広く、多様なデータの採集が期待されます。
地域も大規模農場が多い北海道から瀬戸内海の島まで、多様な条件の農地が選ばれています。
実験期間は2019~20年度の2年間。農水省は収集した実験結果を基に、より使い勝手の良い技術や採算の取れる仕組みを検討。
政府は25年度までに、一定の規模を持つ農家のほぼ全てが、データを活用した農業を実践することを目指す方針です。
いよいよ本格的に国が動き出し、ドローンが田園を飛び回る日が現実のものとなりそうです。